2x2...人と文鳥の小さな群れ

シルバ@blanccasseのための備忘録

「セキセイインコが飼いたい」

友人宅からの帰り道。呟いたのは子犬ちゃんである。あれはたぶん、去年の夏の終わり。

その家では、愛車のドアミラーと車体の間に挟まっていた(!)という、迷子のセキセイインコを保護して早10年という。で、子犬ちゃん、10代の頃放し飼いにしていた、相思相愛のセキセイインコを思い出したらしい。なにせ実態はアイリッシュセッターであるからして、どうも人間との恋は上手く行かない子犬ちゃん。しかしセキセイインコにはめっちゃ愛されていたらしく、「風邪で寝込んでたらね、お見舞いに餌をゲー・・・ってしてくれるんだよ!」とか「羽があるのにね、いつも肩に乗ってて離れなくて自分では飛ばないんだよ!」とか「卵かけご飯が好きでね、私のお箸をつたって食べに来るから、いつも取り合いになってたんだよ!」*1とかとか、もぉ話し出したら止まらないんである(笑)

私は過去に鳥を飼った経験はない(なかった)。実家ではワイルドな日本猫*2を20年以上飼っているが、祖母が動物嫌いであったため、第二次反抗期まではカブトムシとかカマキリとかカタツムリとかメダカとか金魚とか・・・つまり『手頃な大きさのブラケースに入ったまま出てこないもの』しか飼わせて貰えなかったのである。でも、ちびすけの頃は握った手の中にダンゴムシを山ほど隠している子だったし、『爬虫類でも両生類でも生き物はなんでも好き!!』な私、1も2もなく大賛成に決まっているじゃないか!(笑)

「春になって雛が出回るようになったら、セキセイインコを飼おうね!!」

こうして、当時無職で、ろくでなし亭主*3街道まっしぐらだった私は、連日セキセイインコの飼い方を調査するべくネットサーフィンに勤しむことになる・・・続く。

*1:昔話。人間の食べ物をあげてはいけません。

*2:海松(みる)という。愛鳥家の皆様には申し訳ないが、思いっきり狩人なのだ。

*3:「うちのろくでなし!全く何処をほっつき歩いてんだかねぇ!」とか何とか、江戸時代の長屋の女将さんに言われるような亭主に憧れるのだ。