私が勝手に「師匠!」とお慕い申し上げている、id:miyakichiさまお薦めの『青い花』(志村貴子・著)一、二巻読了。
- 作者: 志村貴子
- 出版社/メーカー: 太田出版
- 発売日: 2005/12/15
- メディア: コミック
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- 作者: 志村貴子
- 出版社/メーカー: 太田出版
- 発売日: 2006/12/14
- メディア: コミック
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※師匠のレビューは【 Beautiful Lesbos Never Die! (BLND) 】ー レズビアン漫画&百合漫画レビュー ー からどうぞ♪
2巻p118の恭己の台詞に杉本家の長女・姿子(しなこ)姉さんがことばを返すシーンには、「大人」と「まだ成長途中の人」との違いが鮮やかに浮き上がっていて、印象的でした。こうしてみるとこの作品は、単なる「百合百合しいラブストーリー」であるだけじゃなくて、一種のビルドゥングスロマンでもあるのかもしれません。そのへんの要素がお話に厚みを与えていて、とても良いと思いました。
【 Beautiful Lesbos Never Die! (BLND) 】ー レズビアン漫画&百合漫画レビュー ー “021.『青い花(2)』レビュー ”より
レビューを読み返し、「あぁ・・」と膝を打った。師匠の云う通り、この作品は『一種のビルドゥングスロマン』なのだと思う。私にとっては、恋愛漫画というより、そっちの印象の方が強い。正直、百合モノという感覚もないかもしれない(褒め言葉です!汗)。
二巻118pの台詞は、或る意味で真実を指している。しかし、同時に語られる姉・姿子の台詞もまた、真実なのだ。恭己もふみも、それぞれが更に自分の内面と向き合うようになった時、彼らがどう成長し、物語がどうなってゆくのか非常に興味がある。
ちなみに、恭己とあーちゃんが好き。恭己がふみを選んだ理由が私の想像通りなら、決してあーちゃんを選ぶことはない*1。なので、一番どうにもなりそうもありませんが(笑)。
あー・・でも。「やっぱり私は聖さまが好きだーーーっ!!*2」と強く激しく主張しておく!大好き大好き大好きーーーっ♪どうしても、聖さま以上に恋せるキャラクターには出会わないんだなー。思い浮かべるだけで切ない。。。
もし、三十を超えた聖さまが目の前に現れたら。“浮気しない・振らない・そもそも自分から告白しない”という、今までの恋愛方針、一挙に吹っ飛ばして走っちゃうかも(笑)。