2x2...人と文鳥の小さな群れ

シルバ@blanccasseのための備忘録

そりゃあ、縄張りは大事かもしれないが

日曜日。実家に着いたら海松がいなかった。庭先の母親に尋ねても、「さっきまでいたんだけどね?ちょっと目を離した隙にいなくなっちゃったのよ。私も探してるところ。」との返事。・・・や・・それ、探してないだろ。確実に草毟り中じゃんかよ(汗)。

くらくらしたが、文句を言っても始まらないので、家中捜索。・・・いない・・。外へ出て、裏の神社から表の大通りまで、声を嗄らせて呼び探すが出て来ない。何処にも見当たらない。折悪しく日曜日。動物病院は午前にて診察終了。時間も迫る。倒れたのか事故にでも遭ったのか野良狩りか*1・・・気持ちも焦る。でも、母親が捜索に加わっても出て来ないのである。本気で、どうしようかと思った。。。

ところが。風*2が連れ帰ってくれたのである(はぁぁぁ)。

人間の声を聞き付けて帰って来た風に「海松は?海松知らない?探して来て??」と母親が声を掛けたところ、「えぇぇええ?」という顔をして二、三回足下にすりすり。ぶー垂れ気味に「にゃぁ・・ん」と鳴いた後、何処かへ出て行った。

その時は、まさか本当に探して来てくれるとは、母親も私も思っていなかったのだが、暫く後、裏の神社から風の鳴く声が。何度も何度も。それで「これは・・?」と、見に行くことにしたのである。

そうしたら、居たのだ。ちゃっかり。のんびり。「えーーー?どうかしたのーーー?」とばかりに、ほてほて境内奥の本殿回廊を歩いて来る海松の姿が。。。(溜め息)しかも、人間共が「帰って来い!」と呼ぶ声は無視。しかもしかも、見る間にも、「あーーー疲れたぁ。一休みしなくっちゃねぇ。・・・よっこいせ。」と座り込み、そのまま悠然と眺め下ろす態勢に入るではないか!(呆然)

いやいやいや!もう時間だからっ!!(滝汗)
何十年ぶりかで、柵を乗り越えて本殿に侵入しましたよ(溜め息)*3

「せっかく涼んでたのにーーー。」との文句は、今度はこちらが無視。病院なんだよ、病院。分かってる癖にーーーっ!!(泣)




あの、段差一つ上がるにも苦労する足で。一体どうやって、そんなところへまで行ったのか・・・皆目見当も付かない。確かに、神社は海松の縄張りだったし。縄張り巡回は神聖なる義務だし。特にそこは、ほんの一昔前までは、昼寝場所兼夏用寝室だったのも事実だが。でーーーもーーーねぇーーーーー(唖然呆然愕然)。

・・・ま、「それだけ体調が良い証。」と思うことにしよう・・・・・真夏の白日夢、だったのかもしれないし(遠い目)。

*1:首輪はきちんとしているけれども(汗)。

*2:風=フォン(三毛、♀、十二歳)。

*3:小学生の頃以来だ(苦笑)。