2x2...人と文鳥の小さな群れ

シルバ@blanccasseのための備忘録

お迎え♪

(2005年)年末で仕事も落ち着いていた私。・・・ってーか、仕事なんざ手に付かないってば(笑)一日中どきどきそわそわしながら「今日は何時に帰れるんだろー?」*1って、そればっかり(笑)

しかし、帰宅してみても、子犬ちゃんはまだ帰って来ない。。。どきどき。


どきどき。そわそわ。


どきどき。そわそわ。どきどき。



どきどき。そわそわ。そわそわ。。。。。




ガチャ・・・(子犬ちゃんだっ!!)
「ただーいまーーーっ!ごめーん、今日は連れて帰れなかったー!」・・・え?!えぇぇぇえぇーーー・・・っ!?(がっくり)

先方の都合もあるので。仕方ない。仕方ないのは分かってるさっ!!大人だもんよっ!!!けどさー・・・(号泣)ネタみたいな展開だが真実なのである。で、翌日もう一度リピート。

またしても子犬ちゃんはまだ帰っていない。。。どきどき。


どきどき。そわそわ。


どきどき。そわそわ。どきどき。



どきどき。そわそわ。そわそわ。。。。。




ガチャ・・・(子犬ちゃんだっ!!今度はダッシュで迎えてみた!)
「ただーいまーーーっ!重かったよー!(半べそ)」なにやら予想外に大きな段ボール*2を抱えて、子犬ちゃん帰宅。

「大変だったねー」と口で言いつつ、そんなこたぁ内心どうでも良い私。早く、はやくはやく見たいのだっ!!

そぉーっと段ボールを外し、ケージを窓際に設置する。子犬ちゃんが何やら言っているが、全く耳に入らん。ケージ上段の止まり木の隅に二羽ピタっと寄り添って、警戒心も露わにこちらを見遣る文鳥達。。。と、同じ視線で見返す私。・・・小さい。可愛い。・・・けど、これで生きてるのが不思議なくらい小さいぞ!?海松*3も風*4も3Kgあるかないかの小柄だが、当然ここまで小さくはない。生まれて初めてちゃんと見た文鳥は、想像以上の小ささで、どうやったら意思の疎通が図れるのか皆目分からん。。。呆然と固まっている私を尻目に、子犬ちゃんが餌と水を取り替え、もう一度段ボールを被せ、とりあえず本日はお疲れであろうと就寝させることとなった。

「・・・小さいね・・?」というのが私の第一声。
「そうだねー」と子犬ちゃん。
「・・・セキセイインコより小さいねっ??!」
「そうだねぇー?(笑)」

・・・ふんっ!いつまでも呆然としている訳ではないのだ。名前を決めなくてはならないじゃないか!これまで、「顔を見てからにしよう」ということで、名前を決めていなかったのである。

「じゃあ(二羽いるので)1人ずつね」と私。
「・・・(笑)・・」
「・・・私、苛めっ子の方を決めるから!」無言の子犬ちゃんになんとなくムカつきつつ、ケージの並びにあるPCに向かう私。「どうしようかなー」と呟きつつネット検索を始める。

海松もそうなのだが、私は日本の伝統色名から名付けることにしている*5。「文鳥の色は・・・」と思いつつ色名辞典を捲ってゆく。何色か色としては近いものはあるのだが、名前として呼ぶにはいまいち・・・だって、“橡(つるばみ)ちゃん”とか“鳩羽鼠(はとばねずみ)ちゃん”とか、嫌じゃん??

「・・・どうしようかなぁ・・」悩む私に子犬ちゃんが声をかける。
「決まらないの?」
「んー・・色はいいんだけど・・・(斯く斯く然々)・・“橡ちゃん”って嫌じゃーん?」
「きゃははははは・・・そしたら“つるちゃん”って呼ぶー♪」
「・・・(怒)・・!!」

「・・・で?子犬ちゃんは決めたの?!(怒)」
「うん!レティシア*6
レティシアぁ??!」どうやら密かに決めていたらしい*7。まったくよー。

そんな中、どうしても気になった色が“朱華”だった。
ちょうど文鳥のお腹辺りの色合い、ピンクベージュ系の色なのである。ただ、読み方が・・・“はねず”なのだ(悩)子犬ちゃんに話してみると、思った通りに「じゃあ“ねずちゃん”だー♪(嬉)」と宣いやがる!当然、一睨みで黙らせておき、しばし黙考。。。やっぱりどうしてもこの色が気に掛かるんだよなぁ・・・色は合うし字面は綺麗だし、この際音読だなっ!。。。と決意。ぜったいに、“ねずちゃん”とは呼ばせない!!(ふんっ)

こうして“レティシア”と“朱華(しゅか)”に命名決定!!お迎えの長い一日は終了したのであった。

*1:シルバも子犬ちゃんもヤクザな仕事に就いているので、出社してみないと何時に帰れるか不明なのだ。20時、21時なんて「なんでこんなに早く帰れちゃうのっ♪(驚喜)」・・・だもんね(涙)

*2:ただでさえ「何Kgあるんだよ!?」というリュックで通勤の子犬ちゃん。さらにケージごと段ボールに入れて帰って来たのである。

*3:先日の日記にも登場したシルバの飼い猫。鯖柄。実家に置いて来た。

*4:フォン。同じく実家に置いて来たシルバの飼い猫。三毛。

*5:ちなみに海松は瞳の色が“海松色”だったことから。

*6:ここで解説。“レティシア”とは、茅田砂湖さんの著作デルフィニア戦記から始まる一連のシリーズに登場する暗殺者の名前である。あまり本を読まない子犬ちゃんが、続編も含め、全巻読み通した挙げ句、新刊を待ち望んでいるくらいに面白い。私も大好き♪未読の方には是非ともお薦めしておく(笑)

*7:間違い。さっき確認したら「顔を見た途端に思いついたの。でもぴったりだったでしょ?(笑)」とのこと。