2x2...人と文鳥の小さな群れ

シルバ@blanccasseのための備忘録

命とか運命とか

ツバメの巣撤去と雛40羽廃棄

悲しい事件を知ってしまった。箱根ホテルで営巣中のツバメの巣が撤去され、生きたままの雛ごと捨てられていたという事件である。詳細は以下。

【 [http
//mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000000607130005:title=asahi.com] 】:MY TOWN 神奈川による事件報道
【 [http
//blogs.dion.ne.jp/tateishi/:title=箱根&芦ノ湖の環境問題を考えるブログ] 】:撤去を知り、保護した方による事件詳細
【 [http
//www.kanagawa-choju.org/index.html:title=野生動物救護の会 かながわ] 】:雛を預かった自然保護団体による、保護された雛のその後

ツバメは一度営巣地を決定すると、ほぼ例年同じ場所に戻ってくるという。今回、このような形で事件は発覚したわけだが、では去年まではどうしていたのか?毎年撤去していたのか?それとも今年になって突然引き起こされたことなのか?ホテルほど従業員の多い会社にあって、ツバメが戻ってくるということを誰も知らなかったのか?営巣されては困るということであれば、事前に鳥避けを設置するなどの手は打てなかったのか?糞害によるクレームというが、注意書きや糞避けなどは考慮されなかったのか?何故、今だったのか?ホテル側の説明では全く触れられていない。

また、工務店側は「山に放した」と説明していたらしいが(ホテル側がそれを鵜呑みにし、確認しなかったことはさておき)、「山に放した」はずの雛が、三日経て「土嚢袋に詰められたまま放置されていた」ということは明らかに虚偽だったということだろう?何故放さなかったのだ?「放すのも面倒」、あるいは、「処分するのが妥当」だと考えていたなら、何故正面からそう説明しなかった?工務店側のコメントがないので、こちらも不明である。

杓子定規な人間相手には『鳥獣保護法違反である』と説明するのが適当であろう。情にほだされる人間相手には『命を大切にするべきである』と説くのが良いだろう。営利優先のものには『自社アピールのチャンス』とするのが最強だ。けどね、そんな相手によりけりの戦法なんて、どうでもいいやね。結果として、守れる範囲の命を可能な限り守ってやれれば、それでいいのだ。それしか出来ないじゃないか。だからこそ、『可能な限り』を広げていけたら。。。

ちょっと胸が痛くて、上手く考えがまとまらない。残りはまた後でアップすることとする。

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