2x2...人と文鳥の小さな群れ

シルバ@blanccasseのための備忘録

朱華退院@卵管脱

本日、無事に朱華退院。診察室に入って朱華の顔を見るまで、医師から退院出来そうだとは聞いていても、全く信じていなかったのであるが。本当に本当に良かった。ご心配くださったみなさま、お祈りパワーを送ってくださったみなさま、全ての方々に、世界中の全てに感謝したい。ありがとうございました!(ぺこり)

退院顛末

昨日の電話連絡の折。「このまま予後良好であれば、退院も可能かもしれないので、準備だけはしておいてください。」と云われていた。しかし、全くもって夢物語としか聞いて居らず、取り敢えず昨夜は、子犬ちゃんと二人、近所の神社に朱華を助けて頂いた御礼をしに行ったものの、退院なんて絶望的だと考えていたのである*1

ところが。診察室に入り、朱華の顔を見た途端、心配が吹き飛ぶ!元気じゃんっ!いつもの朱華だーーーっ!!(喜)


帰って来た朱華♪(笑)
診察台の朱華は、土曜日とは打って変わって、ケージの中を元気に飛び回り、「出せ!出せ!」状態。ちゃんと私の顔を見て鳴いている。ちっとも膨らんだ様子は無く、本当に、いつもの朱華(感涙)。

「今日はもう、退院出来ますよ。」開口一番の言葉にも、すんなり納得。

どうやら朱華は、卵を産んでからは、みるみるうちに元気を取り戻していったらしい。再び卵管脱を引き起こすことも無く、家ではあんなに拒否していた薬水も、出されるままにきちんと飲み、その勢いは薬水入れで水浴びする程だったとか(汗)。曾て薬水拒否でふらふらになったことを知っていて、大層心配してくれていた医師は唖然。薬水浴びを直接目撃した看護師は呆然。聞いた私は赤面。。。舐めてやがったな、こんちきしょーめ!(苦笑)

また、入院当初は相当具合が悪かったこともあるのだろうが、回復して来ても、レティを探して呼び鳴きし続けるようなことは無かったらしい。ここで探しても無駄だと分かっていたのだろうか(謎)。普段あまり鳴かないレティは、呼び鳴きし続けたせいで声を嗄らし、可愛らしい高い声がガラガラになったのだが(汗)*2。ついつい脱力。あまりにも可哀想なレティのために、「鳥用の喉飴とかってないんでしょうか?」と聞いてみるも、あっさり「ありませんねぇ(苦笑)。」で、お終い。。。(滝汗)


ちょっと疲れちゃったかも(朱華)
更に、病室には他にも入院中の文鳥さんが数羽いたらしいのだが、朱華はその子たちを一切無視していたとのこと。その子たちが偶々全員シナモンだったためなのだろうか、それとも、同じ桜文鳥であっても、レティ以外見向きもしないつもりなのだろうか(謎)。周りの子は、朱華の様子を窺って、ケージ越しに近寄ったり声を掛けてくれたりしていたらしいのだが。。。かなりマイペースに過ごしていたようで。人間以外は全く気にも留めずに、平然と無視して食餌をしたりして過ごしたらしい(汗)。心優しい医師と看護師は「でも、朱華ちゃんが落ち着いて過ごしてくれたお陰で、その様子を見た他の子たちもつられて、一緒になって食餌したりしてくれてましたから、助かりましたよ(笑)。」と仰ってくださるのだが・・・なんとなく釈然としない(うーん・汗)。

そうそう。朱華が産んだ卵も見せて貰った。怪しいとは聞いていたが、確かに。朱華が蹴り歩いていたせいか、既に割れていたのだが、その断面で判断する限り、家で蹴落として割ってしまった卵よりも殻が薄く、明らかに脆そうなのである(汗)。それでも、殻が全く形成されないよりはマシ、というものなのだろう。卵管に癒着しなくて良かったよ、本当に(怖)。

ともかく。予後は良好、状態は安定、体重も23.5gと発情前の数値まで戻っているとのこと。まだ当分は薬水生活続行なので、レティとは別居せざるを得ないものの、家では消毒までの手当は必要なく、私も安心して連れて帰ることに(笑)。

願わくば。家に戻って、レティの顔を見た瞬間に、尻尾を振ったりしませんように!(切望)

それだけを心配しつつ、一週間後の診察予約をして無事帰宅と相成ったのである(苦笑)。

自然木止まり木

話はちょっと遡るのだが。

昨日、普段使いのケージに自然木止まり木を設置した。またしても文鳥屋さんにて購入。発情抑制のためのレイアウト変更という訳である。同時に購入したデジタル温度計*3は、疾うに病鳥看護用ケージに設置してあったのだが、こちらは時機を失して放ったらかしのままだったのだ。


なるべく遠くで寝ようとするレティ
レティが手元を覗き込んで、不平不満の大騒ぎをするのを無視し、子犬ちゃんと相談しつつ仮設置。後は、使っている様子を観察しつつ、微調整を加えることにしたのである・・が。が。が。

レティ、断固使用拒否(溜め息)。

ケージに戻されても、上段とケージ奥手、二本設置された自然木止まり木が目に入った瞬間、そのままの態勢で固まってしまい、暫く動けず。ようやく動き出し、なんとか餌箱までは辿り着いても、今度は水を飲みに行けずにうろうろ(汗)。コンビネーション・フィーダーの設置してある下段止まり木は、レティがダンベル代わりに使用しているため、変更せずにそのままにしてあるのだ。だが、そこに止まって水を飲むには、「怪しい奴に背中を向けなきゃいけないじゃないか!(怖)」と、こう来たもんだ(やれやれ)。

なんとか主食の餌箱、コンビネーション・フィーダー、ケージ手前の副食入れに行けるようになるまで、一時間以上。どうにか自分の気持ちを落ち着けようとする素振りは見えるものの、それ以上は決して行こうとしない。昨日は久々の豆苗祭りだったというのに、結局コンビネーション・フィーダー脇にある菜差しに辿り着くところまでもゆかず、奥側の副食入れにも行けず、勿論、自然木止まり木に上がらなければ食べられない、好物の穂付き餌は一口も啄めず、就寝時間を迎えたのである。レッちゃん、偉そうにしている癖に、そういうところは意外と臆病なんだよなぁ・・・(遠い目)。

抱っこの後、寝かせるためにケージに入れ、お休みカバーを掛けても、随分長い間騒いでいたレティ。ようやく静かになったので、覗き込んでみたところ、入り口の止まり木にはいない。下段止まり木にもいない。「おっ♪」と、一瞬期待して、目を凝らしてみると・・・ブランコの上から、振り返って睨んでいたのだよ(苦笑)。

しかし・・・。朱華は。。。朱華は、止まる場所には頓着しない性格なんだよなぁ(遠い目)。

感動の再会為らず

例によって、帰宅してドアを開けた瞬間から、レティの呼び鳴きが。だから、声が嗄れてるってばよ(汗)。


何処をほっつき歩いてたんだ!(レティ)
「はいはいはい。」と生返事をしつつ通院用キャリーを出すと、レティが見えた途端、細くなって固まっていた朱華が身震いし、「ピッ!(レッちゃんっ!)」と一声(笑)。キャリーから出された後は、もう、レティに向かってまっしぐら(笑)。そっかそっか。そんなに会いたかったのかぁ!帰れて良かったなぁ(笑)。

思わず、薬水の用意が出来るまで・・と、レティの待つケージを開けてやる。

すると案の定、朱華は何の躊躇も無く、ひとっ飛びで自然木止まり木の上へ。。。入り口前で取り残され、唖然とするレティ。まぁ・・・気持ちは分かるよ、レッちゃん(汗)。当の朱華は・・と云えば、レティに窘められて初めて、警戒した様子を。でも。それって実は、“フリ”だけなんじゃあないのかー?!(疑惑)予想していたこととは云え、やはり朱華にはレイアウト変更は利かないようだ(溜め息)。

でも、会った瞬間に尻尾を振ったりはしなかったので、まぁ、良しとするか。レティも尻尾を振る様子は無いし、さすがの朱華でも、もう暫くは懲りて発情しないだろう(苦笑)。・・・なんて。

しかし。この甘さが大失態だったことを、すぐに思い知らされることとなる(滝汗)。


レッちゃんとこに入りたいの!(朱華)
発情する様子はないのだが、薬水を用意して戻ってみると、二羽共に盛大な水浴びを終えていて、朱華はずぶ濡れ。かたかた震えている。・・・ってーか。何だかんだと口実を作って、いつも水浴びしない癖に!なんなんだ、朱華!!レッちゃんに「病院臭ーい!」とでも言われたのかっ?!(謎)

しかも。戻るまでの間に、思う存分、普通の水を飲んだらしく、ケージを移しても薬水を飲まないのである!!(きぃーっ!)

それから数時間。薬水拒否は、未だ続いている(滝汗)。途中、一度放鳥してみると、まっすぐレティのいるケージに入り、そこで水を飲もうとしたので、慌ててコンビネーション・フィーダーも菜差しもアウターバードバスも外した。しかし、それでも諦めず、ケージ下部のプラスティック部分に僅かに付いた水滴を舐めようとするのである。。。その根性には感服するが。。。ちょっとばかり具合が良くなったからって、病院ではがぶがぶ飲んでたってぇ証拠は上がってるんだから、家でも黙って飲めっ!!(怒)

現在。レティは、あんなに淋しがったことをすっかり忘れて、というか、隠して、またしても偉そうにしている(汗)。朱華は、お得意の“可愛い戦法*4”を使って、なんとか普通の水を貰えるよう直訴中(疲)。その手は喰わないぞ!(決意)

入院・診療費

項目 内訳 小計
入院料 3,500×3 ¥10,500-
投薬料 210×7 ¥1,470-
合計   ¥11,970-

*1:通常だと、一個産卵しただけでは発情は収まらないため、その状態で連れて帰り、家で産卵されたらという恐怖に駆られていたのである。

*2:実は、朱華よりもレティの方が声が高く、可愛らしいのである。

*3:最高・最低温度も記録してくれるすごい奴なのだ。

*4:普段よりずーーーっと可愛い声で、儚げな風情を装って訴えているのである(溜め息)。