空想中(?)のレティ
乙女顔の朱華元々絵を描くのは好きだったのだが、もう十数年描いていなかった。いやぁ、才能がないのも知っていたし、何より絵を描くなんていうのは“特別な才能を授かった人のすること”だと信じて諦めていたので。。。変な喩えだけれど、絵を描くということは、私にとって神下ろしの儀式のようなもので。とてもとても、私のような凡人の為せる技ではない、と。
でも。最近「“自分に対する評価をしない”というのは、自己卑下しないだけでなく、良い期待もしないということ。ただ、やりたいこと、やるべきことを為せばそれで良いのだ。」という言葉を聞いて、とても素直に心に響いたのである*1。
良い方向へも悪い方向へも自己評価をしない。他人からの評価も気にしない。それなら。ただ自分のためだけの絵としてなら、描いてもいいか。描くことを許せるかな・・と。
で、早速『花の水彩画 ープロのマル秘テクニック50』(小柳吉次・著)と『“タマゴ式”鳥絵塾 ー水彩色鉛筆で楽しく野鳥が描ける』(谷口高司・著)を購入。人物は描き慣れている(いた?)し、雑誌でも何でもデッサンモデル代わりは見つかるので問題ないのだが、文鳥たちを描くのに鳥を描くコツが知りたかったのと、背景に花を描きたかったので。
この。何の気無しに買った『タマゴ式』が秀逸でしたっ!!絶賛お薦め!
- 作者: 小柳吉次
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/09/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 作者: 谷口高司
- 出版社/メーカー: 文一総合出版
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日本画の某大家は、鳥を描くのに夥しい数の鳥を飼い、その亡骸を冷蔵保存していたそうで。絵を描くには骨格を理解しないと・・と思っている私は、その話にすごく納得していたのだが、この『タマゴ式』を用いると、骨格を完全に理解しなくてもすらすらデッサンが取れるのである!素晴らしい!!ちょっと感動してしまいました(笑)。
ちょこっと自分の家の文鳥を描いてみたいなぁー・・という方、是非一度、手に取ってご覧あれ。あ・・・実際描いた文鳥は、そのうち、ということで(爆)。
*1:これは、アニマル・コミュニケーターのローレン・マッコールさんの言葉。