2x2...人と文鳥の小さな群れ

シルバ@blanccasseのための備忘録

点滴(補液)だけで生きている

土日、丸々一緒に過ごした。

土曜日は十分刻みで目を覚まし、わぁわぁ何事が訴えていた。くしゃみも多い上、骨張り過ぎてあちこち痛いのか、きちんと寝付けない模様。それでも一番長く寝ていたのが私の身体の上。目を覚ます度に態勢を変えてやり、当猫が納得するまで撫でながら、縁先で庭を眺めつつ、桟敷で寝転がりつつ。日がな一日くっついて過ごす。くしゃみで飛び散った涎でベタベタ。

朝は牛生肉(しゃぶしゃぶ用和牛薄切り)を500円玉二枚程度食べたらしいが嘔吐。それ以降、夜になっても何も口にしない。購入して行った猫用ミルクも流動食も、鮪の刺身もウェットフードもおかかもk/dも駄目。水も飲まない。トイレに連れて行っても気分じゃないと直ぐさま出て来る。右後肢の浮腫は取れたものの、左後肢は取れない。母親は麻痺のせいではないかと言うが不明。腎臓の数値自体は安定(BUN43)しており、飲食拒否が何に由来するのかも不明。

日曜。病院でくしゃみに対する薬を処方して頂く。医師は猫ウィルス性鼻器官炎の可能性を危惧しているが、目やにも無いし鼻水もない。不明。でも、薬を飲んで少し落ち着いたのか、最大三十分程度寝られるようになる。くしゃみもほとんどしない。寝姿も香箱座りだけではなくなり、丸まって寝られるようになった。

点滴(補液)し過ぎなせいか、液が左後肢腿辺りに溜まってテニスボール大まで膨らみ、中々体内に吸収されず。麻痺もある上にそんなものがくっついているのだから、バランスを崩すのは当然なのだが、足が流れて上手く歩けず。気休めかもしれないが、一日中祈りながら手を当てていた。掌が熱く、痺れたようになり、その間中眠くて眠くて仕方がない。夕方、ようやく前日並の浮腫になったので安心する。

朝も少しおかかを食べていたようだが、母親が帰宅すると同時に「ご飯!ご飯!」と顔を見上げて騒ぐ。実際に食べたのは、またしても牛生肉のみ。500円玉にして三枚程度だが、少しでも食べたいという意欲が湧いただけマシ。嘔吐も無い。前夜、一回排尿した形跡有り。更に昼間、トイレに連れて行くと暫く力む。出なかったけれど、これも、“そうしたい”という意欲が湧いたという点ではプラス。

今朝。到着してみるとフリースにくるまり、丸まって寝ていた。寝姿勢を見て少しだけ安堵。幾ばくかは食べてもいるようだ。嘔吐、排便(尿)の痕跡は無し。出すだけの分量を食べていないのだから仕方あるまい。吐かないだけ良い。点滴(補液)が左後肢に溜まるのは相変わらず。だが、これはもう、代謝機能も落ちていることから、諦めるしかないのだろう。

医師は「あまり食べないようなら流動食を出すけれど、自分で食べるということが大事なんだよ。」と言ってくれた。・・・が。流動食、食べなかったのだよ。。。曖昧に笑って誤魔化す。

点滴(補液)は腎臓機能を補うためのもので、栄養素が入っているようには思えない。だが、強制給餌をするつもりはない。逝きたい時に、出来る限り楽に逝けるよう、そのための手助けを。。。