2x2...人と文鳥の小さな群れ

シルバ@blanccasseのための備忘録

真夜中は大人の時間


敷き材をおもちゃに(レティ)
麹塵が来て、レティは確実に変わった。食欲を取り戻し、体重も26.5gまで回復。雛仕様のサーモスタッドが28度設定になったせいで、レティにはちょっと暑いらしく、いつ見ても豪快な水浴び姿を何度も惜しみなく披露してくれる。麹塵を気遣い、心配し、文鳥心得の伝授にも余念が無い。ただ、また。麹塵まで、また居なくなってしまいそうに感じたのか、遊び出すには数日を必要としたし、独り寝は、今になっても、まだ嫌だと言う。

もう子犬ちゃんの手の甲をチネり上げるようなことはない。うぐうぐ吐き戻しをしようともしなくなった。最重要警戒音も上げない。でもまだ、抱っこは必要で、バイキンマンの代わりに、私に一緒に寝ろとせがむのだ。

私は文鳥ではないし、同じ人間の気持ちすら理解に苦しむような奴だから、レティの本心なんて、勿論分からない。でも、私はまだ、朱華を想うと息が詰まる。朱華にレティに麹塵に、子犬ちゃんにも申し訳なくて、後ろ向きになったりする。それでも眠い頭でぼんやりと、ネットしながらテレビを見ながら、レティの重さ、レティの温もりを手の平に感じていると、寄り添えているような気分になる。

レティが本当にレティらしくなるのには、もう少し掛かるのだろうか。もう暫く掛かるのか。真夜中。とっくに寝ていなければならない午前一時過ぎ。ふくふく目を瞑るレティを手に、そんなことを考える。