2x2...人と文鳥の小さな群れ

シルバ@blanccasseのための備忘録

上げ底式餌箱の話

我が家では現在、主食、副食共に蓋付き&上げ底式餌箱で統一している。本日は、こうなるまでの経緯の話。

箱詰め文鳥

文鳥は大変な散らかし屋である。もう、問答無用。一日で、そりゃあもう沢山の餌を巻き散らかす(涙)。だが、嘴で掻き混ぜるのはまだ良い。多少餌がこぼれようと、ケージの床が汚れようと我慢しようっ!掃除をすれば良いだけの話だ。問題は、餌箱に潜り込んで食べる悪癖!(嘆)

以前は大サイズの蓋付き餌箱が無く、現在副食入れ(大)として使用している中サイズに主食を入れ、半月餌入れに副食を入れていた。ところが。ある日、レティが餌箱に潜り込み、びっちりハマって箱詰めになっているのを発見!出られなくなって当然じゃないかと思う程、びっちり(汗)。青くなる私を尻目に、何とか藻掻きつつ脱出してくれたので良かったが、これを機に、餌箱改善計画がスタートしたのである。箱詰め文鳥・・・確かに可愛い。だが、許すことは出来ーん!(決意)

改造計画・その一

まず、蓋付き餌箱の大サイズを購入*1。「えっ!?大きすぎじゃない?(汗)」というのが子犬ちゃんの第一声だったが。良いのだ、大きくてっ!私は“レティより大きいの”を探していたんだからっ!!

続いて小サイズも。半月は洗い難い*2上、水浴び時に飛沫がかかると黴の原因にもなり、更に文鳥たちが湿気った副食を食べない*3ので、この際、副食入れも蓋付きにすることにしたのである。

やれやれ。やっぱり、可愛いより安全が第一だよな(本気で可愛かったけど・遠い目)。参考までに餌箱各サイズを。※測定は内寸で、おおよそのサイズである。

  • 大:横幅10.5cm×開口部幅7.5cm×開口部から底まで4cm
  • 中:横幅7.5cm×開口部幅4.5cm×開口部から底まで3.5cm
  • 小:横幅6cm×開口部幅4cm×開口部から底まで3cm

改造計画・その二

ところが。毎日、その日一日分の餌しか入れない我が家では、新たな問題が発生。それは餌の食べ難さ。今までの餌箱でも、一日分の餌量は底から5〜8mmくらいの高さにしかならず、思いっ切り首を突っ込まなければ食べられなかった。これが新たな餌箱では、底面積の増加に伴い3〜5mmに。。。間口、容積共に増えた分、「入って食べてね♪」と言わんばかりである。困る!箱詰め文鳥の危険性が排除出来たとは云え、レティが入っていたら、朱華は食べられないじゃないか!!(逆でも同じだし・溜め息)

殻付き餌の入れ忘れ防止*4のため、一日分づつ交換という飼育法が主流である現在、きっと何処かの誰かが解決策を考案してくれているはず。きっとね!

そう考えてネット調査をしている時に、八兵衛と愉快な桜文鳥たちさん(文鳥blogは現在こちらクローバー通信に併合されているが、[ 八兵衛と愉快な桜文鳥たち ]過去ログの閲覧は可能。)にて下記エントリを発見。

素晴らしい!!

そうだよ!これだよこれっ!!(大興奮)早速改造・・・したいのだが、我が家にはコルクがない(汗)。私は家飲みをしないし、子犬ちゃんはビール党なのである。しかも、今(blogを発見したのは夜)から何処でPP板を買うというのだ。。。だが、せっかちな私、今すぐ改造したいのだっ!(悩)

家中を眺め渡し、子犬ちゃんにもアイデア出しをさせた結果。思い付いたのが、ビデオテープの箱スポンジ!重ね撮り用のビデオテープなら、箱なんて無くてもいいし、惜しくない。100円ショップで買った“水だけで落ちるスポンジ”も、たくさん余っているではないか!(にやり)

作り方も使い方も至って簡単。スポンジを餌箱の大きさに合わせてカットし、その上にビデオテープの箱から切り出した板を乗せてから、餌を入れるだけ。板を洗うことを考えて、接着もしていない*5。体重が分散されるので、文鳥が乗った程度ではぐらつくこともないだろうと、スポンジの切り方もアバウトだし(笑)。

※文章だけでは、やはり分かり難いので、デジカメが戻り次第写真を追加しよう・・・(涙)。※10/11:写真追加!(笑)


餌箱一覧(スポンジの高さは1cmくらい/蓋は外して撮影)

餌箱・大・内容

餌箱・大・完成

餌箱・中・内容

餌箱・中・完成

餌箱・小・内容

餌箱・小・完成

改造結果


副食を食べるレティ(下)と朱華(上)
完璧っ♪八兵衛さま、素晴らしいよ!!喜んで使ってくれているよー♪(喜)

文鳥たち、改造餌箱にも何の違和感も表明せず。勿論“文鳥”のことなので。相変わらず餌箱に潜り込むのは止めないが、それも主食用大サイズのみで、以前のように頻繁にはやらない。何より、毎朝勃発していた餌争いが無くなった!!(喜)

鳥飼いさんには心当たりがお有りだろうが、朝が一番食欲があり、従って餌箱を巡っての喧嘩も朝が一番多かったのである。それが、間口が広くなったのと上げ底にしたのとで、二羽並んで食べても互いが邪魔にならなくなったらしい。


主食を食べるレティ(右)と朱華(左)
食べている写真は撮り溜めしていたものであるが、比較すると違いは一目瞭然。「そりゃあ、腹ぺこレティにとっては朱華が邪魔だし、朱華だってそうそうレティ待ちしてられないよなー」という(苦笑)。

現在は、副食を入れ替えた時に、ちょびっと悶着がある程度*6で、腹ぺこによる大喧嘩や主食の独り占めは皆無。いやー、万々歳の改造となった♪(喜)

参考:現在のケージレイアウト

*1:訳ありで行った小鳥屋にて。そのうち書く予定。

*2:我が家では、餌箱は毎日、副食入れも中身の交換時に洗っているので、洗い易さは重要ポイント。

*3:ケージ半ばに半月を掛けていても、わざわざそこに止まって水気を飛ばそうとする奴がいるのだ。あまつさえ中にチョスしたりとかね(嘆)。

*4:殻付き餌の場合、殻は実の入っている餌より軽いため、鳥が掻き混ぜれば掻き混ぜるほど上部に溜まりやすく、特に小鳥の場合、嘴の届く範囲が全て殻のみになるという可能性がある。また、実入りなのか殻だけなのかが一見では不明なため、“まだまだある”と信じ切っていて交換し忘れる可能性もある。いずれにしても、“食べられなくて落鳥”という悲しい事故の報告例が、過去に存在するのである。

*5:このスポンジ、元々文鳥の餌・水入れ等の洗浄用に購入したものだし、多少の汚れなら気にしないので、汚れてくると洗浄用に回し交換している。

*6:入れ立ての、新鮮なものが一番美味しいらしいよ(苦笑)。