2x2...人と文鳥の小さな群れ

シルバ@blanccasseのための備忘録

くしゃみ鼻水そのう炎?!・経過報告04 トリコモナス編

ずっと水浴びさせずにいたので、文鳥たちは痒くて痒くて仕方ないらしい。昨夜も朱華が突然起きて痒がっていた*1ので、今朝は水浴びさせてやろうと思っていた。・・・朝の薬水一口が終わってからであるが(鬼)。


いつもより豪快な水浴び結果(レティ)
アウターバードバス片手に部屋に入るなり、レティの目は釘付け(笑)。ケージに取り付けるのを待ちかねたように、水浴び開始。いつも以上に豪快だったらないったら(笑)。朱華も、レティが出るのを待ちかねたように水浴び。水浴びしている朱華を見て、レティ、またしても気分が盛り上がって来たらしく、再度水浴び(笑)。見るからに水が濁り、水位も低くなってしまったので入れ替えてやると、水質検査*2後またしても交替交代で水浴び(爆)。どれだけ浴びれば気が済むのだ!?(笑)でも、薬は飲ませなければならないので、可哀想ではあるが、ちょっと落ち着いたところで取り上げ(鬼)。


派手だった割にいつもと変わらず(朱華)
診察予約は夕方だったので、今回は別戦略を立てる。昼頃、移動用ケージを開けて置き、ひとしきり遊んだり上に乗ったり、好きなようにチェックさせておく。で、夕方。わざと見えるように青菜を持って来て、移動用ケージに入れたのである。青菜好きな文鳥たち、目で追っていたのを私は知っている(ふふふん♪)。そのままケージを開け、手に乗ってきたところを移動用ケージへ。うっかり(爆)。入り口を閉められて一瞬戸惑ったようであるが、でも久々の青菜にすっかり熱中(笑)。「今日は水浴びも出来たし、青菜も貰えたし、素敵ー♪」とか思っていたんだろうなー。。。またしても悪魔の罠に嵌っているよ、君たち(笑)。

本日の診察結果

・・・・・がっくり・・・。

最初は良い感じだったのである。医師にその後の様子を聞かれ、二羽とも薬水は飲んでくれていること、体重に変化はないこと、でもレティ、鼻水はないが、まだくしゃみをしていること等、報告している辺りまでは。「レティちゃんは、前回で炎症も治まっていましたし、もし羽繕い後のくしゃみであれば、脂粉により生理現象で出る場合もありますので」とか言って頂き、私も「そうかそうか水浴び禁止令出しているしね」と安心したりしていたのだ。レティ:25.5g、朱華:23.5gで体重にも変化はなかったし。。。

ところが。レティのそのう液を顕微鏡で覗いた途端。
「最近、何か変わったことがありましたか?」と医師。
ちらっと例の件が頭をよぎりつつ、「いえ・・・別に何も。。。」と私。
でも、私の目はモニタに釘付けである。
何か・・・今、変なものが動いたぞ!?(困惑)
「うーん・・・他の鳥と接触したり、変わったものを食べさせたりしましたか??」と重ねて医師。
「・・・いや・・(何だろなんだろー?)・・・他の鳥との接触はないんですが・・・(まさか、あれかなー??)。。。」
「うーん・・・レティちゃんですよねぇ?前回の検査時には無かったんですが・・・(カルテを捲る)・・」
「・・・(どきどきどき)・・」
「これ、分かりますか?トリコモナスが出ているんですよ(汗)」
「とりこもなす!?」
「この動いているのがトリコモナスです。文鳥に多く発症するのですが、前回・・というか、健康診断から計五回程そのう検査をしていて、いままで一度も出ていなかったのですが・・・(困惑)」
「・・・えーっと・・変わったもの・・は食べさせていないんですが、先日、私の足の爪垢は食べちゃったんですけど・・・(言っちゃったよっ!恥)」
「いや、それは違います(苦笑)。主な感染経路は保菌鳥の唾液、糞等ですから。」
医師に笑われてしまいました。。。(恥)
「・・・・・(なら何故)?!・・・無農薬種子を取り寄せているのですが、そこから感染するということは考えられますか?!(焦)」
「いいえ。。。よほど大量のフィンチ科の鳥の糞や唾液が付いていたりすれば分かりませんが、まずそういったことは考えられません。」
「・・・・・?!」
「たぶん、極少量をずっと保菌していたのではないかと考えられます。それが今回の炎症で抵抗力が弱まったために増殖したのではないでしょうか。」
「・・・(増殖もいいとこだよー・泣)・・」
会話の間、ずっと顕微鏡チェックをしていたのであるが、うようよいるのだよ。うようよ。足(鞭毛)動いてるし(泣)。

その後、糞検査もして頂いたのだが、腸内細菌状態と消化状態は良として、やはり肝機能は悪くなっていることが判明。もう・・・がっくり(涙)。私だけではなく、医師も共にがっくりしてくれていた*3。けど、これ・・・朱華にも伝染しているのだろうか!?(涙)

ところが前回と打って変わって、今回は朱華の方がオール優。そのうも糞も綺麗*4なもので、何も問題無し*5。。。何故!?二羽で餌を取り合ったり、食べかけ、あるいは吐き戻した餌を食べ合ったりしているというのにっ!??(謎)

本日で終了予定であった。水浴びも青菜も我慢させ、薬水生活をしてもらっていたのだ。なのに・・・・・いやいや。勿論こうなっては二羽共。当然のように二羽共。またしても薬水生活続行である。前述のような状態では、朱華もたまたま発見出来なかっただけかもしれないのだ。ただ・・なんでもトリコモナス用の薬は、更に不味いらしいよ・・・しかも二週間・・(遠い目)。

その後

帰宅後。このエントリを途中まで書き終わり、トリコモナスでgoogle検索したところ、人間の性感染症がヒット!ぎょぎょぎょっ!!(驚愕)まさか、私から伝染したわけっ!?自分が原因で文鳥たちを苦しめているのか!?半泣きになりつつ、いつもお世話になっている文鳥団地の生活さんへ。こちらには文鳥問題という素晴らしい考察集があるのだが、そこで『共通感染症』に関して書かれていたような、うっすらした記憶があったのである。

【補足】(2005・06)
なお、人間の性病の原因となる「クラミジア」や「トリコモナス」は、ここで問題となるものとは、まったく別種です。
面倒なので本文では触れませんでしたが、例えば同じ「トリコモナス」でも文鳥や他の鳥類が発症するトリコモナス原虫は正確には「ハトトリコモナス」(Trichomonas gallinae)という種類です。一般的に「トリコモナス」と呼ばれるものには、ほ乳類の多くに感染する「腸トリコモナス」(Pentatrichomonas hominis)や、ニワトリ類に肝臓障害をもたらすもの(Trichomonas gallinarum)、人間の性病を引き起こすもの(Trichomonas vaginalis)などがありますが、それらは文鳥には感染しないと考えられています。
同じ「トリコモナス」だからと言って、安易に混同してはいけません。
文鳥団地の生活 】ー 文鳥問題 ー “20 共通感染症 ”より


一番下に補足として書かれていたので、スクロールしている間、悪い妄想ばかりがよぎってしまったが。この記述を発見して、涙が出る程嬉しかった(泣)。子犬ちゃんもおらず、病院へ連絡するには遅すぎる時間のこと、パニックを起こしそうだったのである。ついでに同・文鳥問題の『病院と検査』も読み返し、さらに自分を落ち着かせることが出来た。うんうん。そうだよね!こちらの文鳥団地の生活さんとは、考え方に共感出来る部分がかなりあるのだ。まず、飼い主として、私がしっかり文鳥たちを見ていなくては。治らない病気の訳じゃなし。がんばってもらわなきゃ!!(決意)

おまけ:前述の【 文鳥団地の生活 】内にある文鳥ことばで話そう!返信の事例もお薦めである!

診療費

項目 内訳 小計
再診料 1,000×2 ¥2,000-
そのう・糞便検査料 1,000×2 ¥2,000-
投薬料 210×7 ¥1,470-
合計   ¥5,470-

*1:ダニかと思ってぎょっとした。。。

*2:嘴をちょっと浸けたり、味見してみたりすることで、温度とか汚れ具合とかを量っているらしい。餌入りは良いのだが、自分でしておきながら、チョス入りだと水浴びしないのである(笑)。

*3:そのう検査前。「いつもとても具合の悪い鳥ばかり見ているので、嘴も羽根もこんなに真っ赤で艶々で、元気な文鳥を見ると嬉しくなりますね♪」と言ってくださっていたのである(涙)。

*4:もちろん、正常なバランス範囲内のある程度の細菌は存在する。

*5:ただ、そのうからも糞からも炭が出て「よっぽど好きなんですねー(苦笑)」とは言われた(汗)。