2x2...人と文鳥の小さな群れ

シルバ@blanccasseのための備忘録

ごめんよごめんよごめんよぉ(涙)

「・・んー・・・爪伸びてるねー?!」という子犬ちゃんの一言から、本日爪切り敢行と相成った。

前回はごく普通の人間用爪切りで行ったのであるが、上手く行かず。文鳥の爪も人間同様、指に対して縦に刃を当てるのだが、人間用だと切っている部分が良く見えないのだ。だから怖くてぽっちりしか切れなかったのである。


高級爪切り
そこで前回の爪切りの後、鳥医さんに薦められたニッパーを探しに近所の金物屋に行くことにした。すると、「刃が薄いし、この絶妙なカーブが良いんだよ!小鳥なんだろ?これにしときな。鈍ったら研げるし、お薦めだよ!」と店主らしき老人。ちゃきちゃきと鉄火な喋りのお爺さんが気に入った私。ついつい4,000円もする高級爪切り(人間用)を購入してしまった(笑)。


刃のアップ
しかし、この爪切り、大ヒットである!文鳥たちの爪を切る前に自分の爪で試したのだが、なんというか、アタリが柔らかい。“パチン”という音も、その際の衝撃も少なくて柔らかいのである。しかも二枚爪になりやすい私の爪が割れない!これなら文鳥たちの負担も少ないに違いない・・・とほくそ笑んでいたところに、文頭の科白である。新しい爪切り!わくわくしながら用意した。

まずはレティ。保定*1が嫌でジタバタするのを子犬ちゃんがなんとか堪えつつ、慎重に指を摘んで差し出す。切る気満々の私。

パチン・・「ギョっ!ギョっ!ギョっ!!*2」叫ぶレティ!!
「あっ!血が出ちゃった!!」と子犬ちゃん。
「・・・!!」ひぇ〜・・!!固まる私。さらに藻掻くレティ!(そりゃそうだ)
「・・大丈夫。ぎゅって押さえて止血してるから、こっち切って?」
「・・(パチン)・・・」無言で次を切る私。
「んー・・・駄目だ。止まらない」次の指を摘もうとして指を離してみると、まだ止まっていないのだ。
「・・・!!お線香で止血しなきゃ!!」と私。焦って取りに行き、・・じゅ・・・っと火を押し当てる。
「・・・お?・・止まった」ほっとした様子の子犬ちゃん。

身体の小さな文鳥にとって、ちょっとの出血(に見えて)も大惨事なのだ。お線香さまさまである。私も一安心。。。だが、文鳥の指は片足四本ずつ。最初の一本での出血沙汰(しかも初めての流血)まだ半分も終わっていない。。。(涙)覚悟を決めて、残りを切る。藻掻くレティをあやしつつ・・パチン・・パチン・・・パチン・・・・・。良かった。残りは無事。ちょっと長目の爪がある程だ(汗)。ついでに翼の具合も見せてもらって終了。

「んー・・終わったよ。ごめんね、ごめんねー?えらかったねー?」と子犬ちゃん。
「えらかったね。レっちゃん、強い子だったね。よく我慢したねー?」と私も褒めちぎる。
レティは一瞬、遠くまで逃げるが、すぐに戻って来た。えらいっ!!

次は朱華である。。。が。レティの悲鳴を聞いていた朱華、怖がって手に乗ってこない。手を出すと部屋の反対側に飛んで逃げる。だが、やってしまわねば!!

「・・・っつ・・!!」何度か逃げつつも、ついに手に乗った朱華を保定した途端、思い切り噛まれた子犬ちゃん。。。まだ、切ってないんですけど(汗)

可哀想だが、噛まれているのは諦めてもらって、爪を切ってゆく。・・パチン・・パチン・・・パチン・・・・・。良かった。朱華は無事。後は翼を見せてもらわなければ。

朱華は来た当初からクリッピング*3されていた*4。今回の換羽で、ようやく揃って来たところなので、特にチェックしたかったのである。文句を言う朱華をあやしつつ、左右の翼を見せてもらうと、最先端の3〜4枚を除き、左翼は全て、右翼も残り2〜3枚にまで回復していた!それも、右翼の残りには換羽中らしき筆毛が見えるので大丈夫。最先端に関しては、たぶん今回は換羽しないと思われるが・・・朱華の換羽はだらだらしているので不明。それに、これだけ揃えば十分である。私も子犬ちゃんも嬉しくてならない。レティと同じようにして、散々褒めちぎった後、放してやる。

すっ飛んで逃げる朱華を追って、今まで野次馬していたレティも逃げる。・・・朱華は痛い思いはしていないはずなのだが(汗)。。。しかし、二羽で何度か部屋を旋回した後は、素直に差し出された手に乗り、例によって人間ジャングルジムで遊び始める。レティは足を気にする様子もなく、人間嫌いになった形跡もない。良かった良かった。嫌われたら*5どうしようかと思ったよ(笑)レティ、ほんとうにごめんよー!!私が悪かったっ!!・・・ま、伸びて来たらまた切るけど。くれぐれも気をつけるから諦めてくれ(笑)


可哀想なレティの指(涙)
ちなみに。先程の放鳥時、遊び場であるベット上に爪切りを発見したレティと朱華。空中で旋回して逃げていた(爆)

*1:爪切りや病院での診察の際、鳥の身体が動かないように押さえること。保定が上手いと鳥もじっとしているし、負担が掛からない。鳥医選びのポイントでもある。

*2:本当に怖い時、痛い時の文鳥の鳴き声である。

*3:逃亡防止として風切り羽を切ること。高く、遠くまでは飛べなくなる。

*4:この件に関しては、また日を改めて。

*5:神経質な文鳥の場合、二・三日寄ってこない場合もあるらしい。